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体験談


日本語教師インターンの場合

沖本 将(おきもと すすむ)さん。ノースショアはグレンフィールドカレッジにて現地日本語講師のアシスタントとして活躍されています。日本語教師インターンは日本語のネイティブスピーカーであることを活かし、現地講師と共により良い授業を創り上げる共に、NZと日本間の掛け橋として現場の先生や生徒をつなぐ役割を担います。

@日本語教師プログラムに参加されたきっかけ
元々日本国内で理科の教職免許を取得し、大学生の時に漠然と教師に憧れていたことはありました。しかし実際に教師になることはなく、卒業後は普通のサラリーマンとして働き始め、2年前から会社の事情より英会話教室に通うようになりました。その際、ネイティブの先生から英会話を習うことで英語への意識が自分の中で高まり、「逆に日本語を習いたい と意欲のある海外の人達へ何か還元できないか」と思ったのがきっかけです。結局このプログラム参加の決心までに2年を要しましたが。

A沖本さんはインターンを開始される前に、NZにて日本語教師養成講座に参加されましたが、
 現在実際にインターンされることで役立っていることなどありますか?
通常3週間の講座を、諸事情により2週間に凝縮したため授業密度の大変さはあったのですが、偶然受講生が私一人でしたのできめこまかく講義して いただいたと思います。内容としては教職への道筋という大枠から、授業の実指導という小さな枠まで体系的に包括しており、特に教案の作成法と教材の作り方と考え方はインターン中の今も大変役立っています。勿論、現場に来てはじめて出くわすものも沢山あるので、全てをこの養成講座で習えたわけではありませんが、無駄だったものは無かったと思います。この場を借りて講座の先生にお礼を申し上げます。 

B現在インターンされている学校について
Glenfield Collegeというオークランド北の学校に配属され(最近ではKaipatiki thearterという劇場が校内に完成したのでご存知の方もいるかも知れませんね)、
日本語担当の教師は日本語クラス以外にもフランス語クラスをもっており、大変有能な方です。「いつも時間が無くて、susumu(沖本さん)の細かい面倒が見れてないのでは」と常に気に掛けて頂き、私から何か授業に対する提案事があると、いつも積極的に取り組んでいただいています。とても意識の高い方だなと感じています。

C実際されているインターンの内容、生徒達の日本語レベル、生徒達の日本への興味など
現在の日本語クラスはyear9からyear13(12歳〜17歳)の生徒約80名に対しての授業を担当しています。初級レベルですでにひらがなを覚えており、中級になるとかなりの文章作成ができています。中級上以降は、日常会話を日本語で行なっても、さほど差し支えがないレベルになります。特に中級上以降は中国/韓国の生徒が大半を占め、日本に対する興味が高いことが分かります。これは国民レベルでの意識の差が出ているとも言えるでしょう。特に、モーニング娘。宇多田ヒカル、千と千尋の神隠しなどのエンターテイメント系への興味が高いようです。しかし初級の生徒でも意識の高い子も多く、遊戯王のカードを持って日本語訳を聞きにきたり、ジャンレノと広末涼子の映画「わさび」の話題を振ってきたりします。

一日の流れですが、月曜日から金曜日まで毎朝8時30分に学校に到着し、9時少し前から午前の授業が始まります。午前中は12時15分までで、午後は1時15分から3時15分までです。ランチは学生食堂で安く食べることもできますが(2〜3ドル)、家で作ったものを持参することが多いです。(授業の空き時間含め)3時15分以降は授業で使う教材の準備や宿題のチェック等デスクワークが中心になります。帰宅はだいたい平均4時30分頃です。

今のところ授業そのものを丸々1時間任せて頂いたのは5-6回となります。しかし授業途中で、数名の生徒を抜いてのグループ別口語練習などは(20分程度)すでに15-6回となります。それ以外はクラスの一番後ろで授業観察をさせて頂いています。その際には近くの生徒からの口頭質問に答えたりもします。また授業とは別に課外活動として「Japanese Club」を発足し(約10名)、毎週火曜日のランチタイムに私が主管で、日本文化や日本語の勉強をフリーディスカッション形式にて行なっています。また近々ですが毎週木曜日に30分程度、先生と一緒に近くの小学校へ数名の生徒を対象に、簡単な日本語や折り紙などを教えに行く予定となっています。
私がGlenfield Collegeに来てから1ヶ月が経ちましたが、自分なりの成果を感じております。


D生徒や先生方との人間関係やそこまでに至る経緯など
Glenfield Collegeの語学部門には他にリスとセラというのフランス語の先生がいて、とても気さくな方々なので、特に臆することなく接しています。そして英語が不十分な私をよくフォローしていただいています。しかしそれに至る経緯は、私が多少PCができるので彼女たちを手助けしたり、日本語アシスタントとしての姿勢を見ていただいているからだと思います。
私が何をしたいのか、それは本当に本腰を入れて行なっているのか、そしてその結果何ができる人間なのか。そういったことを見せ続けた結果だと受けとめています。とくにリスはお菓子を、セラはいろんな話題を振ってくれます(笑)。

学生に関しても基本的に同様です。いまのところ約100名の生徒と接していることになりますが、良い関係が築けていると思います。休憩時間の合間に生徒とおしゃべりをして(英語と日本語)過ごすこともあります。授業の無い時は日本語教室の隣りにある語学準備室にいるのですが、日本語への意識の高い中国/韓国の子は時々顔を出しに来ます。


Eインターン終了後にお考えになっていること
「日本語を習いたい」という意欲のある人達へ何か還元できないか、という原点を今後も念頭におきたいと思います。帰国後は再度海外に出る予定がないので、国内での仕事/ボランティアのいづれかで、国内在住の外国の方へ日本語を教える場を探したいと思います。




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